メールセキュリティ
クリックではなく、その後の行動に対応する
フィッシングリンクをクリックした後にすべきこと
対処はクリック後の行動で変わります。ページを開いただけか、パスワード入力、MFA承認、ファイル取得、金融情報入力まで行ったかを分けて考えます。
読了目安 9分
「クリックした」は一種類の事故ではありません。ページを開くこと、パスワードを入力すること、ファイルを開くこと、ログイン承認を出すことでは危険性が異なります。まず何をしたかを正確に切り分けます。
行動ごとの優先対応
| 起きたこと | 主な懸念 | 優先すること |
|---|---|---|
| ページを開いただけ | 追跡やブラウザ悪用の可能性 | 閉じて更新し、異常を確認 |
| パスワード入力 | 資格情報の窃取 | 信頼できる端末から変更 |
| MFA/ログイン承認 | 攻撃者セッションの承認 | セッションと端末を確認 |
| ファイルを取得/開いた | マルウェア | スキャンと組織の対応手順 |
| 金融/本人情報を入力 | 不正利用や本人確認被害 | 関係機関へ連絡 |
パスワードを入力した場合
- 1
正規サービスへ自分で移動する
疑わしいメールのリンクは使いません。
- 2
漏れたパスワードを変更する
他で使っていない新しいものにします。
- 3
使い回しを探す
同じパスワードを使った他サービスも変更します。
- 4
セッションと端末を確認する
不明なセッションを終了し、必要なら全セッションを無効化します。
- 5
復旧情報とMFAを確認する
攻撃者に変更されていないか確認します。
ファイルをダウンロードした場合
セキュリティソフトを更新してスキャンし、業務端末なら組織のインシデント手順に従います。
ファイルを削除するだけでは、すでに実行された処理を取り消せません。コードが実行されたか、認証情報が取得されたかを確認する必要があります。
封じ込め後
- フィッシングを報告する。
- 転送ルールと復旧設定を確認する。
- 自分のアカウントから送信された可能性があれば連絡先に知らせる。
- 同じ事件を利用した二次詐欺に注意する。
クリックは調査の開始点です。実際の対処は、その後に何を入力・承認・実行したかで決まります。露出したものを特定し、そのリスクを封じ込めます。
この脅威を文脈で理解する
出典と参考資料
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将来の復旧が不要なら、一時メールは恒久アドレスの露出を減らせます。これはプライバシーの一層であり、アカウント保護の代替ではありません。
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